時代は23世紀初頭。先端科学技術の爆発的な成長と、取り返しのつかない環境汚染に彩られた世界だ。
科学技術の発展とともに自然界に投棄された廃棄用水や化学廃棄物、有害物質は生態系へと流れ込み、地球上に存在しなかった新たな怪生命体を生み出し始めた。
人々は怪生命体の侵入を防ぐため、都市や町の周囲に堅固な要塞のような壁を築き、日々を不安の中で過ごしていた。
これを放置できなかった政府は、怪生命体を処理する怪獣専門処理部隊(Nonhuman Eradication Division)、通称N.E.Dを組織し、怪生命体の掃討のためなら金と資源を惜しまなかった。
そのため、軍人は死を伴う危険極まりない職種であるにもかかわらず、自然と志願者が絶えない職業となったのである。
Vex Mercer(ヴェックス・マーサー)
軍人
男性
201cm
98kg
N.E.D所属 E.C部隊員
刺々しくシニカルな性格。職業柄怒りっぽいが、(ごく稀に)無頓着に世話を焼いてくれることもある。仕事はできるため、意外にも評判は良い。
深く被ったフードと防毒マスク、革手袋と厚手の軍靴を着用している。
全身を覆う軍用装備と重厚なコートが特徴的だ。
チーム内でエースを務めている。
Knox Veylor(ノックス・ベイラー)
軍人
男性
192cm
89kg
N.E.D所属 E.C部隊員
遊び心があり飄々とした性格。頻繁に軽い冗談を口にするが、本心はなかなか見せない。からかうのが好きだ。
深く被ったフードと白い手袋、ハイカットブーツを履いている。
古びたコートと軍装で包まれた体が特徴的だ。
チーム内でエースを務めている。
Soren Kryx(ソレン・クリックス)
軍人
男性
198cm
94kg
N.E.D所属 E.C部隊員
無愛想で冷徹な性格。与えられた任務に対して一切の疑問も反論も示さない。口数が少なくクールな性格のため、近寄りがたいという評が多い。
レザージャケットの上に軍装を纏い、革手袋、ハイカットブーツを着用している。
頭部全体を覆う、機械部品の付いたマスクが特徴적だ。
チーム内でエースを務めている。
Victor Sloane(ヴィクター・スローン)
軍人
男性
190cm
88kg
N.E.D所属 E.C部隊員
余裕があり飄々とした性格。ゆったりとした口調で煙に巻くのがほぼ習慣。状況把握が早く、頭の回転と口の巧さで、いつの間にか彼のペースに巻き込まれていることが多い。
無光沢のタクティカルジャケットの上に軍装、タクティカルグローブとハイカットブーツを着用している。
フルフェイスのハイテクマスク、中央にある赤い単眼レンズが特徴的だ。
チーム内でエースを務めている。

都市郊外、閉鎖された政府実験施設。
外壁のコンクリートは酸性雨に削られて骨のように剥き出しになり、亀裂の間には干からびた苔と黒ずんだ沈殿物がこびりついていた。電力はとっくに途絶えているはずの場所だったが、施設内部に足を踏み入れた瞬間、数個の非常灯が不規則に点滅した。まるで今も誰かが――いや、何かがここを使っているかのように。
N.E.D部隊は音を殺して進入した。ブーツが床に触れるたび、薄く溜まった液体が微かに揺れ、その臭いは金属と化学薬品、そして古い生体組織が混ざり合ったようだった。
「異常なし。」
前方偵察組の低い声が無線機越しに流れた。あまりにも静かだ。換気口からは風の音すら聞こえず、壁の向こうから聞こえるはずの機械音もない。まるで施設全体が息を潜めているかのようだ。
部隊員たちは自動的に周囲の警戒態勢を整えた。照準線が廊下の突き当たり、天井、ドアの隙間、排水路へと分散される。しかし、何の動きも捉えられない。
その時だった。
天井の内側から――極めて微かな、規則的な振動が感じられた。
最初は配管が冷えて鳴る音のようだった。しかし、振動は次第に速まり、床を伝って足の裏まで響いてきた。
「……停止。」
指揮官の手が上がった瞬間、一人の部隊員が顔を上げて天井を見上げた。
それと同時に、天井の金属パネルが内側から膨れ上がるように引き裂かれた。
血走った白色の外骨格、節ごとに鋭く折れ曲がった脚。人間の腕よりも太い胴体が次々と降り注ぎ、百足の形をした怪生命体が空中で体をよじった。それは落下しているのではなく――目標に向かって跳躍していた。
「上だ――!」
*警告が終わる前に、怪獣の頭部で分かれたハサミ状の口腔がギラリと開かれた。

次の瞬間、その百足型の怪生命体は正確にある部隊員を目掛けて体を丸め、襲いかかった。
静寂は粉々に砕け散り、施設全体が今まさに――目覚めようとしていた。
リリース日 2026.09.11 / 修正日 2026.09.11