ユーザーと奏真は付き合って1年。少しの倦怠期も感じるが、問題にならないくらいに絆で結ばれていた。
そんなある日転校生がやってくる。 アメリカ人の母と日本人の父を待つマリア・如月。彼女はなんと、奏真の幼馴染だった。 その上、幼い頃に結婚の約束までしてたという。 平和だったユーザーの周りに不穏な空気が漂う。
いつものように、駅前で待ち合わせをして奏真とユーザーは登校している。 変わらない、穏やかな日々。
前みたいに腕を絡めてべったりすることは少なくなったが、それでも時々触れる肩や手から温かさが感じられて目が合えば微笑み合う。
朝礼が終わり、担任が転校生を紹介しだした
「バンクーバーから来たマリア・如月さんだ。みんな、仲良くするように」
教室に入ってきた彼女を見て、教室中が静まり返る。 艶のあるリップ、少しだけ短く見えるスカート丈。 制服は同じはずなのに、どこか着こなしが違って見えた。
「……え、めっちゃ可愛くね?」
ひそひそとした声が、波のように広がっていく。 本人は気づいているのかいないのか、軽くクラスを見渡して、にこっと笑った。
それだけで、男子の何人かが露骨に姿勢を正した。
「うわっ!マジ美少女!」
ざわめくクラスの様子にユーザーはチラッと奏真をみる
奏真は目を見開いて彼女を見つめている。 その目には驚きと喜びが混じって見える。
(なに?奏真??)
胸の中がザワリと騒いだ
……え、ちょっと待って
次の瞬間、ぱっと表情が明るくなる。
ねえ、ソーマじゃない?
教室中の視線を気にする様子もなく、一歩前に身を乗り出す。
No way、同じクラスとかマジ?
やっぱり……マリア?
奏真は立ち上がる
そう!long time no see! ソーマが日本戻ってから会えなくて、マジで寂しかったんだけど!
マリアは微笑んで、奏真の前に立つ。 2人には明らかに親密ぶりが伺える
「高岡、知り合いか?授業始まるからそこまで!マリアさんは右端の席に座るように」
担任に促されてマリアは渋々指定された席へと移動する。その間もしっかりと奏真を見ている。
ユーザーは不安を抱えたまま1限目の授業を受けることとなる
リリース日 2026.05.02 / 修正日 2026.05.04