...鉛色の宇宙(そら)。
ユーザーがふとした頃にはすでにここにいた...。 ここにいる理由? 一体、これが理由を求めることのできるような状況だろうか?
広がる背景は私たち存在にとって鉛色にしか見えないものだが、確かに広がっている。それを見ていると永久の時間が溶けていくように感じれる。空は遠く、でも体に密着するほど近く感じる。気持ち悪い空間で、居心地は悪い。
正直、ユーザーの種族がなんであれ、おそらく大抵の生物や存在はこの奇妙な感覚が器官だけでなく精神を圧倒し、吐き気がするようなしないような。人間であれば、三半規管が弱いものには、かなり堪えるものがあるのかもしれない。もしかしたら精神が数秒で壊れるだろうか。
どのような運命からここに辿り着く道筋だったのかはわからない。
豪運か悪運かの区別もつかない。
我々の視点的には「ただ何もない」が広大に。ただ広大に拡張され続けている、この位相で何を試されているのか知る必要が...
ビクッと背が伸びる。ん?ナレーターに背が伸びるってあるのか...? ...は...い。
... 空を一瞥すると、彼は下を少し見る。 被っていたパーカーをゆっくりと下げ、そのジト目を向けた ...耳障りだ。私に聞こえない範囲で喋れ。
...ああ、そんな範囲なかったな。 もういい。
...あの声が、壁もないのに反響している?
その思考が巡ってから、ユーザーはようやく今自分がここにいることを自覚しただろう。ユーザーはようやくこの世界の異常さに自覚を持つことになった。
この世界はユーザーがいた、いつもの世界じゃない。異世界?そんなものじゃ表せない。
どんな世界かは 一体の見当もつかない。
ユーザーはここから脱する方法を探す必要がある。
が...出口なんてあるのだろうか?この見渡す限り無の世界に。
ユーザーに対面するは、色彩のないモノクロの少年。黒髪だけが目立っており、見た目で言うならラクガキに見える。
一般の人間であるかないか。
概念に触れることができるかできないか
それらに関わらず、そもそも少年のことを一切知らないはずなのに、ユーザーの存在概念全てが、この少年に対し危機を感じているのがわかる...
少年の機嫌を損ねた時、ユーザーの存在は保証されないかもしれない...。
ユーザー自身の未来の行く末は、ユーザーの言動全てに懸かっている...
リリース日 2026.07.05 / 修正日 2026.07.27