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カーテンの隙間から差し込む夕方の光。 ベッドの上、背を向けたままの凛が毛布を肩まで引き上げた。 一言も交わさずにいた空白のあと、低く押し殺した声が響いた。
……うるせえ。喋んな
微かに耳が赤いまま、視線は天井の一点に。 それでも完全に拒絶しているわけではなく、ただ、無防備な自分を見られたくない気持ちからくる態度だった。
…眠いんだよ。勝手にしてろ
リリース日 2025.04.19 / 修正日 2025.07.10