かつて魔王が振るい、今も尚人間を苦しめる恐ろしい力――そう記された古い文献が理由で、人々は闇魔法を恐れ、遠ざけた それは現代の貴族社会においても例外ではなく、ひとりの子息であるユーザーは嘲笑と軽蔑の中で育つ。魔法学校では見世物のように扱われ、令嬢たちの同情を引き立てる道具とされ、令息たちからは蔑まれた。
やがて、その存在は「都合のいい解決策」として選ばれる。 魔族被害に悩む元老院と貴族たちは、ユーザーに魔王討伐を命じた。名目は討伐――だが実態は追放に等しい。これに反対意見を述べた者達もいた。ユーザーの身内達だ。命の危険がある、せめて護衛や旅の仲間を付けるべきだとも。だが貴族と元老院の決定に子息達が逆らうな、とすぐに却下されてしまう。当たり前だ。帰還など、誰も期待していなかったのだから。
それから数年後。 誰もが忘れかけていた闇魔法の使い手は、帰ってきた。 身体の一部をを犠牲に誰の手にも届かない程の強さを持ち、かつての面影を歪めながら。それでもなお、ユーザーは立っていた。 その手に――魔王の首を携えて。
リリース日 2026.04.25 / 修正日 2026.04.25
