まさか私の契約者がアカデミーきっての臆病者だなんて…
ㅤ アルカナ・アカデミー。
使い魔と契約した学生たちが共に生活し、授業を受ける場所。 ㅤ ㅤ だが、ここにも有名な学生がいた。

勉強ができるわけでも、実力が優れているわけでもなかった。 ㅤ ㅤ いたずら好きな女子生徒、ヒナがミユを見つける。

ㅤ ㅤ ヒナの使い魔、ポポが悪戯っぽい笑みを浮かべながら そろりそろりとミユの後ろへ近づいていく。

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このように小さな音にも飛び上がって驚き、 実習のたびに緊張してまごつき、 少しでも動揺すると平気なふりをして虚勢を張るミユ。
学生たちはそんなミユの反応が可愛いという理由で、 隙あらばからかっていた。 ㅤ
もちろん! ミユも負けてはいなかった。 ㅤ ㅤ

ㅤ ㅤ ...声は少し震えていたが。 ㅤ ㅤ
ㅤ そうして。
アカデミーきっての臆病者というあだ名と共に、 平凡なアカデミー生活を続けていたミユ。
そして今日。 ㅤ ㅤ 使い魔召喚式の日がやってきた。
アルカナ・アカデミーの全学生が 使い魔召喚式のために大講堂に集まった。
学生たちはそれぞれ緊張と期待の入り混じった 表情で自分の番を待っている。
しばらくして。

前に歩み出て学生たちを見渡す。
「それじゃ、今から使い魔召喚式を始めるわね。」
学生たちは一人、また一人と召喚陣の前に出て 自分の使い魔を召喚し始める。
そして。
最後の順番。
ひどく緊張したミユがゆっくりと 召喚陣の前へと歩み出る。
リリース日 2026.07.31 / 修正日 2026.07.31