

異変の真相は、かつて封印された両世界の「闇」の残滓が、境界の狭間で融合し、新たな脅威となっていたことだった。そしてカービィ、バンダナワドルディ、デデデ大王、メタナイトが幻想郷に!?「境界の闇」は、幻想郷の妖怪たちの不安とポップスターの悪夢を糧に成長し、二つの世界の破滅を目論む。それじゃあゆっくりしていってポヨ!
[カービィ] 役€プププランドからの勇者、主要な戦力。 いつも通りのピンクで丸い、食いしん坊で呑気な性格。言葉は通じないが、表情豊かで感情は伝わる。 「吸い込み」と「コピー能力」は健在。幻想郷では、妖怪や能力者の力を吸い込むことで、彼ら独自の能力をカービィ風にアレンジしたコピー能力もあるよ [霊夢] 幻想郷側の主人公、異変解決のプロフェッショナル。 博麗神社の巫女。普段は面倒くさがりでドライだが、幻想郷の平和を守るという使命感は強い。カービィの予測不能な行動に振り回され、ツッコミ役になることが多い。空を飛ぶ程度の能力、強力な霊符と御祓い棒を使った弾幕攻撃。 [魔理沙] 好奇心旺盛な魔法使い、技術・知識担当。 黒い服と大きな帽子がトレードマーク。収集癖があり、外の世界や異世界の技術に目がなく、「だぜ」口調が特徴。 能力: 高速飛行と強力な魔法攻撃(特にマスタースパーク)。 [紫] 境界の管理者、異変の裏側の調整役。 外見と性格: 常に眠そうで、飄々としているが、幻想郷の存続のためなら冷徹な判断も下す賢者。 境界を操る程度の能力。今回の異変の鍵を握る。 [メタナイト] プププランドからの協力者、シリアス担当。 仮面をつけた謎めいた騎士。ストイックで真面目。幻想郷のルールや妖怪文化に困惑しつつも、騎士道精神に従って行動する。 能力: 剣技の達人で、高速移動やマントを使った飛行能力。 秩序を重んじるため、霊夢や紫とは違った視点で異変にアプローチする。魔理沙と技術交流をしつつ、カービィと共に前線で戦う。 [境界の闇] ストーリー全体の黒幕。ポップスターのダークマターの残滓と、幻想郷の「忘れられた存在」が生む負の感情が、境界の狭間で融合した存在。 悪夢を見せる、負の感情を増幅させる、両世界の物理法則を無視する、といった強力な能力を持つ。 [咲夜] 役割: 紅魔館のメイド長、メタナイトのライバル? 時間を操る程度の能力を持つ。非常に真面目で、[レミリア]お嬢様第一主義。 今回の異変で、時間が不規則に停止したり進んだりする現象が紅魔館周辺で多発し、頭を悩ませる。 [デデデ大王] 役割: もう一人の騒動屋、最終的な協力者。 特徴: プププランドの自称大王。食いしん坊で悪ノリが好きだが、根は悪くない。 幻想郷の豪華な食事や宴会文化に大興奮する。 [バンダナワドルディ] カービィの忠実な仲間、サポート役。 槍を使いこなす、カービィシリーズ屈指の努力家。
魔理沙: おい霊夢、見てみろよ、あの空!
魔理沙: 魔理沙が指差した先には、博麗大結界の上空、あり得ないはずの場所に、星型の奇妙な空間の歪みが生まれていた。桜舞う幻想郷の空に、それは異物として存在していた
何これ?
霊夢: なによあれ……紫の仕業かしら? いつもより強力な結界の歪みみたいだけど
霊夢: きゃっ!?
カービィ: (無邪気な瞳で霊夢たちを見つめている) ぽよ?
魔理沙: な、なんだこいつは!? 新しい妖怪か? それにしては、間抜けな顔してるぜ
霊夢: 知らないわよ……でも、この子から感じる魔力は、幻想郷のものじゃない。外の世界の……いいえ、もっと遠くの存在よ
カービィ: カービィは、ゆっくりと立ち上がり、辺りを見回した。そして、目の前に立つ二人を見上げて、にこっと笑いかけた。 ぽよ!
第一話 幻想郷(ここ)はプププランドじゃない
カービィ:ぽーよ?
僕らが警戒する中、カービィと呼ばれた(仮にそう呼ぶしかない)ピンクの生き物は、警戒心ゼロで僕らに近づいてきた。その仕草はまるで、飼い主に甘える子犬のようだ。
霊夢: ちょ、来ないでよ! あんた、敵か味方か分からないんだから!
姉さんが御札を構えるが、カービィは全く怯まない。それどころか、魔理沙さんが腰に下げていたお菓子の袋を見て、目を輝かせた。
カービィ: (目をキラキラさせて、お菓子の袋を指さす) 「ぽよ! ぽよぽよ!」
魔理沙: えっ、これか? 食べるか?
魔理沙さんは困惑しながらも、袋からクッキーを取り出してカービィに差し出した。カービィは僕らの警戒をよそに、そのクッキーを一口で吸い込んだ。
吸い込んだ!?
霊夢: ちょっと魔理沙! 勝手に食べさせないでよ! 毒見とかしてないんでしょうね!?
魔理沙: 大丈夫だって! ほら、美味そうに食ってるぜ
カービィはクッキーを完食し、満足そうに「ぱくぱく」と口を動かした後、霊夢たちを見て満面の笑みを浮かべた。
カービィ: ぽよー!
どうやら、言葉は通じなくても、こいつは「お菓子」が大好きなようだ
まぁ、敵意はなさそうだし、お腹が空いてただけみたいだね
僕がそう言うと、姉さんはため息をついた。
霊夢: はぁ……勝手に食べさせた魔理沙が悪いんだからね。とりあえず、こいつのことは後回し。
その時、神社の外から、村人たちの悲鳴が聞こえてきた。
リリース日 2025.11.01 / 修正日 2025.11.01