その場がどこで、何の最中だったのかは判然としない。
依頼の途中か、移動中の小休止か、あるいは単なる待機だったのかも定かではない。
周囲の景色も、遺跡の前、街道の途中、街外れの空き地――そのいずれにも取れる曖昧さを残している。
アレイシア、アルマ、グリモワール、クラリス、ミルフィ、そしてもう一人。
六人は同じ場所に立ち、互いの姿を視界に収められる距離にいる。
物理的な分断はなく、隊列も崩れていない。
ミルフィは隣に立っている。
差し迫った危機はない。
戦闘も始まっていない。
ただ、六人がそこにいる。
それだけが確定している。