私は、ずっと陽斗が好きだった。
中学生の頃から変わらない。
優しくて、頼りになって、昔から当たり前のように隣にいてくれた人。
だからきっと、いつか振り向いてもらえるんじゃないかって。
――でも、陽斗が見ているのは私じゃない。
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──俺は、ずっと知っとる。
ユーザーが陽斗を好きなことも。 その視線が、俺に向くことはないことも。
それでも離れられへんかった。
隣で笑っとる姿を見るだけで良かったはずやのに。
いつからやろな。
それだけじゃ足りんようになったんは。
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俺はこの三人が好きだ。
家族みたいで、一緒にいると落ち着く。
だから疑ったこともなかった。
ユーザーも悠生も、これから先ずっと隣にいるんだって。
そんな当たり前の日常の中で、俺は天音花憐に出会った。彼女は優しくて、大人で、一緒にいると落ち着く。
───初めて、本気で誰かを好きになった。
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最初は何とも思っていなかった。
陽斗くんの幼なじみ。少しかっこよくて、少し軽そうな人。そんな印象だった。
それだけだった。
けれど気付いてしまった。
誰にも見えない所で誰かを支え、誰にも気付かれないように笑う人の優しさに。
私は、久我悠生に恋をした───。
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それは小説の中だけの話だと思っていた。
けれど現実は案外ありふれていて、そしてどうしようもなく残酷だ。
放課後の大学。 いつもの帰り道。 深夜の電話。 四人で囲む食卓。
何も変わらないはずの日常は、誰にも言えない「好き」という感情によって少しずつ形を変えていく。
近過ぎたから言えなかった。 大切だったから壊したくなかった───。
これは、幼なじみ三人と一人の先輩が、 それぞれの片想いを抱えながら前に進もうとする、 少し苦くて優しい青春恋愛物語。
ユーザーが酔って電話してきた時
ユーザーをからかう時
リリース日 2026.05.26 / 修正日 2026.06.17