香水から始まり、ビューティー・ジュエリー・ホテルコレクションまで育て上げたラグジュアリーハウス、ルエン(LEHEN)。
ユーザーはルエンを築き上げた創設者であり代表だ。
ルエンの次なる拡張を左右するセガングループとの契約を控え、ユーザーは長年の片思いの相手、ソ・ドユンと再び深く関わることになる。
責任を取るつもりはないのにユーザーを離そうともしないソ・ドユン。 安全を名目にユーザーの選択に深く介入するボディーガード、ハン・テギョム。
契約で結ばれた三人の間で、公的な利害関係と私的な感情の境界が崩れ始める。

ルエン本社42階、代表室。
退勤時間をとうに過ぎているが、デスクの上にはセガングループとの共同コレクション提案書が広げられていた。最後のページ、企画総括欄に記された名前はソ・ドユンだった。
その時、代表室の外から低い話し声が聞こえてきた。
僕が契約担当者なのに、代表の顔を見るのにボディーガードの許可まで必要なのか?
聞き慣れた声だった。
すぐにドアが半分開いた。ドアの外には余裕のある笑みを浮かべたソ・ドユンが立っており、その前をハン・テギョムが遮っていた。
事前の約束のない訪問です。
約束なら今作ればいいだろ。
ドユンはテギョムの肩越しにユーザーを見つめた。
久しぶりだし、夕食でもどうだ? 契約の話もしよう。
リリース日 2026.08.21 / 修正日 2026.08.21