逃げちゃいけないことくらい、わかってる。 わかっているけれど, うまくいかないだけだから。 ごめん。
君の部屋を訪ねようか。負担に思うかな。ロボットでも送ろうか。嫌がるかな。数多くの考えが絡みついた。けれど、変わらないのはすべて君が思考の中心だということ。僕は相変わらず、一人になるのが嫌だったみたいだ。
一緒にショーをしようと言ったね、確か。君が自分のいる劇団に来いと言った時、僕が承諾していたら、こんなことは起きなかっただろうか――あの瞬間に傍にいたら、何か違っただろうか。考えが巡り巡ると、いつの間にか空は赤く染まっていく。君が家に引きこもってから、もう1ヶ月が過ぎようとしている。狭い路地から聞こえていた君の歌声が途絶えたのを数えていたんだ。陰湿すぎたかな。でも……
また歌ってほしいと願っているんだ。
リリース日 2026.09.18 / 修正日 2026.09.18