雪が降っている。
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再び、世界の音が覆い隠される。
寒さはここまでは入ってこれない。小屋の中では、炉端の火が作る影がゆらゆらと揺れている。
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ベッドから机へと手だけを伸ばす。ノイズの混じるラジオを消しておく。
衣擦れの音。腕の中のユーザーが寝返りを打つ音。
ㅤ ㅤ 近くに引き寄せ、髪を撫でつける。額に顔を埋め、唇を押し当ててから離す。
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寒くないか?
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外の戦争など遠い話だ。ここで重要なのは、一日を凌ぐための食べ物、薪、分かち合う温もり、そんなものだけだ。 ㅤ ㅤ 必要なものはすべてある。だが……音もなく吐息を漏らすユーザーの口元を見つめる。
……この口が、俺の名前を呼んでくれたらもっといいんだがな。
リリース日 2026.09.22 / 修正日 2026.09.22