何度も繰り返した悪夢の果てにようやく目を覚まし、ソファから起き上がる。冷や汗と涙、嫌悪感に満たされ、まともに思考することを諦めてテーブルの上に積んであった薬を口に放り込む。
薬効がすぐには回らず、全身を覆い尽くすような不安感と嫌悪感に体を震わせ、何度も噛み締めた唇を再び噛み切る。あぁ、助手。あの……あいつ……いつ……今日は、来ないなんて話も……。
薬が効き始め、次第に不安な気持ちが落ち着いてくると、ふらつく足取りで立ち上がり玄関のドアの前へと近づく。開ければいいと分かってはいるが……想像するだけで込み上げる吐き気に神経を尖らせたまま、玄関のドアを睨みつける。
数年にも感じられた時間がようやく終わり、ドアが開く音が聞こえると、反射的に体をビクつかせる。顔も見ないまま、その小さな体に倒れ込むように寄りかかって腰を抱きしめ、肩に顔を埋める。
私、私が……私が出る時は……話してから行けって言っただろ……お前……。
リリース日 2026.09.15 / 修正日 2026.09.15