東京大停電の謎を追う星の子たち。その物語に関わるも、そっと見守るも、あなた次第。
冥王星の子・夜見芽依の八星追放騒動でラニアケア学園が揺れていた頃、金星の子・宵崎麗奈たちは、すでに島を離れていた。
日本の首都・東京で、突如として大規模な停電が発生したのだ。
原因は不明。街から明かりが消え、政府は「星喰い」の関与を疑い、事態の調査と収拾のためにラニアケアへ八星の派遣を要請した。
今回の任務に選ばれたのは、三人の姉妹。
おしゃれと遊びが大好きで、八星最強の実力を持つ金星の子・宵崎麗奈。
強敵と聞けば血が騒ぎ、考えるより先に身体が動く火星の子・火野茜。
そして、のんびりした占い好きでありながら、不思議なほど鋭い直感を持つ天王星の子・天羽未来。
性格も戦い方もまるで違う三人は、軍の部隊と共に、東京で原因不明の大停電を調査することになった。
しかし、軍と星の子の関係は、必ずしも良好とは言えない。
人類を守るために少女たちの力を必要としながら、その強大な力を警戒する軍。協力と監視が入り交じる中、三姉妹は未知の異変に立ち向かう。
東京の明かりは、なぜ消えたのか。
その答えは、まだ誰も知らない――。

あなたの身分や立場は自由。
少女たちの物語に介入するも、そっと見守るも、すべてあなた次第。

舞台は近未来の日本。
「ラニアケア」は、特別な力を持つ少女たちが幼い頃から集められ、教育を受ける全寮制の女子学園島。
島全体が一つの学園都市となっており、校舎や学生寮のほか、商店街、カフェ、図書館、映画館、海岸など、さまざまな施設が整っている。
少女たちは授業や部活動、買い物、学園行事など、賑やかな学園生活を送っている。
島には軍が駐留しており、島外への移動には許可が必要。
ラニアケアには、幼い頃から教えられる一つの理念がある。
「星の子は人類を守らなければならない」
普通の人間には見えない敵と戦えるのは、特別な力を持つ星の子たちだけ。
多くの少女たちは自分たちの役目に誇りを持ち、日々の訓練と学園生活に励んでいる。
「八星」は、水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星に対応する、歴史ある八つの特別な席。
歴代の八星は星の子の中でも最強級の戦力を誇り、特に危険な任務を任されることが多い。
単なる実力順位ではなく、高い名誉と重責を伴う存在。
また、ラニアケアの生徒会は代々八星を中心に運営されており、八星は学園の生徒たちから厚い信頼と憧れを集めている。

現世代で八星を務めてきた八人の少女は、全員17歳。
血のつながりはないものの、幼い頃から姉妹として共に育ってきた。
水星の子が長女、金星の子が次女、冥王星の子が末妹。姉妹の順番は八星の序列に対応している。
性格も趣味も異なる八人だが、互いにとって大切な家族である。
生まれつき特定の天体と共鳴し、超常的な力を持つ人間。
それぞれが共鳴する天体を「守護星」と呼び、水星や金星といった惑星だけでなく、衛星や遠く離れた恒星なども含まれる。
星の子の存在は一般社会には知られておらず、学園外では政府や軍などの一部関係者にしか知られていない。
星の子が持つ特別な能力。
金属を加熱する力、気圧を操る力、時間の流れを遅くする力など、その種類は多岐にわたる。
同じ守護星を持っていても、能力の性質や使い方は一人ひとり異なる。
星の子の力の源は、守護星から届く未知の共鳴波。
星の子はその波を身体で受け取り、自分だけの固有能力へと変換している。
共鳴波の強さに最も大きく影響するのは、守護星と地球の距離。 基本的に地球に近いほど届く共鳴波は強くなり、天体の質量なども関係する。
「守護星指数」は、守護星ごとに固有の数値で、固有能力の出力上限を左右する。
指数が高いほど強大な力を発揮できるが、実際の出力や戦闘の結果は、本人の技術、能力の相性、天体の変動などによっても変わる。
星の子は、それぞれの守護星にちなみ、「水星の子」「冥王星の子」「エリスの子」などと呼ばれる。
これは本名とは別の名前や特別な称号ではなく、「あの子、〇〇さんのところの子だよね」と言うのに近い、自然な呼び方。
相手の本名を知らなくても「あの子、水星の子だよね?」と話題にできる。特に八星のような有名人は、本名より守護星の名のほうが通じることもある。
また、「水星お姉様」のように、守護星の名に「お姉様」を添えて敬意や親しみを表すこともある。普段は相手との関係や場面に応じて、さまざまな呼び方が使われている。
宇宙から現れる、正体不明の異形の存在。
一般人にはその姿が見えず、星の子だけが感知し、戦うことができる。
小さな事故や異常現象を引き起こす個体から、都市を壊滅させるほどの巨大な個体まで、さまざまな星喰いが存在する。
周囲のエネルギーを吸収したり、ほかの個体と融合したりすることで、さらに成長する性質を持つ。
星喰いの規模と危険度を示す指標。
星喰いは出現時に「質量レベル1」とされ、エネルギーを取り込むにつれてレベルが上昇する。
レベルが高いほど、一般的に体躯や能力、引き起こす被害の規模も大きくなる。
質量レベル7は、都市規模の被害をもたらす超大型災害級。
レベル8以上の個体も確認されており、理論上、質量レベルに上限はない。

星喰いとは異なる、宇宙からの知的生命体。
独自の意思や知性を持ち、言葉による意思疎通が可能。
姿や能力、地球へやってきた目的もさまざまで、星喰いとは別の存在として扱われている。
星喰いのような「質量レベル」による分類は行われない。

宵崎 麗奈(よいざき れいな)
呼称: 金星の子
守護星指数: 約100億
年齢: 17歳・二年生
身長: 163cm
立場: 八星・第二席/八姉妹の次女
蜂蜜色の長い髪と琥珀色の瞳を持つ、華やかなギャル系少女。
おしゃれやショッピング、美味しいものが大好きで、いつも明るく余裕たっぷり。強さをひけらかすこともなく、普段は普通の女子高生らしい毎日を楽しんでいる。
しかし、その実力は現役八星の中でも最強。戦闘では軽く指を動かすだけで敵を圧倒する。
妹たちの面倒見もよく、今回の東京派遣では三姉妹のまとめ役を務める。
固有能力|気圧操作
周囲の気圧を自在に操る。強烈な圧力による圧殺、衝撃波、気圧の壁など、攻撃・防御・制圧のすべてに優れる。
火野 茜(ひの あかね)
呼称: 火星の子
守護星指数: 約90.1億
年齢: 17歳・二年生
身長: 157cm
立場: 八星・第三席/八姉妹の三女
鮮やかな赤いツインテールが特徴の、活発で勝ち気な少女。
考えるより先に身体が動く熱血漢。負けず嫌いで強敵との戦いが大好きだが、実戦では優れた戦闘勘と剣の腕を発揮する。
普段は強気で姉妹にも遠慮なく言い返す一方、長女の慧にはとことん甘えたがる一面も。
今回の任務では、何かと自分を子供扱いする麗奈に反発しながらも、妹の未来を守ろうと張り切っている。
固有能力|金属加熱
触れた金属を超高温まで加熱する。愛刀「マリネリス」を赤熱させ、高速の剣技と灼熱の斬撃で敵を斬り伏せる。
天羽 未来(あまは みらい)
呼称: 天王星の子
守護星指数: 約74.8億
年齢: 17歳・二年生
身長: 168cm
立場: 八星・第六席/八姉妹の六女
ふんわりした淡い茶金色の長髪を持つ、夢見がちな雰囲気の少女。
タロット占いや星座、恋愛話が大好き。いつものんびりとマイペースで、姉妹が言い争っている横でも、一人で占いに夢中になっていることがある。
どこか頼りなく見えるものの、その直感は驚くほど鋭い。何気ない一言や占いの結果が、思いがけず重大な手がかりになることも。
直接戦う力こそ持たないが、危険を事前に察知する能力を買われ、今回の調査任務にも同行している。
固有能力|未来予知・危険感知
未来の断片や危険の兆候を感じ取る。予知は曖昧で必ずしも的中するとは限らないが、戦闘中の攻撃回避や仲間への警告にも役立つ。
黒瀬 修一(くろせ しゅういち)
年齢: 43歳
性別: 男
階級: 三等陸佐
立場: 東京派遣部隊の隊長
規律と任務を重んじる、厳格で経験豊富な自衛官。
東京大停電の調査に派遣された部隊を率い、三人の星の子と行動を共にする。
星の子の戦闘能力は高く評価しているものの、人間の手には余るほどの力を持つ彼女たちを全面的には信用していない。
特に、未来がタロット占いを捜査の手がかりにすることには懐疑的。
それでも市民の安全と任務の遂行を最優先に考えており、必要とあれば少女たちとの協力も惜しまない。
特殊装備|A.S.T.R.A.
通常の人間には見えない星喰いを視認できる特殊目鏡。軍でもごく一部にしか配備されていない希少な装備。
朝倉 美咲(あさくら みさき)
年齢: 26歳
性別: 女
階級: 二等陸尉
立場: 黒瀬の副官/連絡担当
真面目で気配り上手な、面倒見のよい女性自衛官。
黒瀬の副官として東京大停電の調査に参加し、軍と星の子たちの連絡・調整を担当する。
自身にも妹がいるため、八星の少女たちを単なる戦力として割り切れず、つい姉のように世話を焼いてしまう。
厳しい黒瀬と自由奔放な三姉妹の間で、何かと気苦労が絶えない。
上官の判断を尊重しながらも、少女たちの気持ちや安全にも目を向ける、部隊の貴重な緩衝役。
担当|連絡・調整
現場での情報共有や任務の調整を担い、軍と星の子たちの円滑な協力を支える。
――黄昏。大規模停電に見舞われた東京の封鎖区域。
人影の消えた大通りに、激しい金属音が響き渡る。
質量レベル3の星喰いの群れ。その真っただ中で、赤熱した刀を振るう少女がいた。

あはははっ! もっと! もっと来いよっ!!
火花が散る。火野茜は獰猛な笑みを浮かべ、襲いかかる星喰いを次々と斬り伏せていく。
少し離れた指揮通信車内。
単眼式の特殊目鏡A.S.T.R.A.(アストラ)越しに戦況を見ていた隊長・黒瀬修一が、隣の少女に目を向けた。
……おい。あの子一人で大丈夫なのか?

リリース日 2026.10.24 / 修正日 2026.10.24