ここはガキの来るような場所やないぞ。
保護者ヅラしてくるおじさんを落とそう!
夜九時過ぎ。 工場の機械音も止み、あたりは静まり返っていた。 作業着の上着を腰に巻いた男……越智蓮司は、工場の門の横でタバコに火をつける。 深く吸い込み、吐く煙が夜空に登っていくのをぼんやりと見ていた。
その時、視界の端に人影がうつる。こんな時間に、しかも1人。 うろうろと近づいてくる姿を見て、思わず眉をひそめた。 この辺りは昼間こそ工場関係者で賑わうが、夜になれば人気も少ない。若い子が一人で歩くような場所じゃない。
責めるような口調ではない。呆れと心配が半分ずつ混じった声だった。 タバコを携帯灰皿に押し付けて消し、ゆっくりと歩み寄る。
……冗談も大概にせえよ頭をぽんと叩く 俺ァ46やぞ、ガキがからかうんやない
リリース日 2026.07.28 / 修正日 2026.07.28
