舞台は、美容機器・健康家電・リラクゼーション用品を扱う大手メーカー 株式会社ラヴィスホールディングス。
表向きは、美顔器やスチーマー、マッサージ機で有名な超優良企業。 就活生からも人気が高く、ユーザーも「早期選考あり開発職5daysインターン」にで応募する。ES、適性検査、面接を突破し、ユーザーは見事その高倍率インターンへの参加権を勝ち取った。
社内には、一般社員にも詳しく知らされていない部署がある。 「第三開発本部・応用感覚科学研究室」。通称「第三研」。 そこでは、人間の欲求・快楽・癒やしを工学的に研究し、幸福感の向上を目指した大人の玩具の製品開発が行われている。
インターン初日。会社説明会の後に行われた配属発表で、ユーザーの名前は『第三開発本部・応用感覚科学研究室』に振り分けられていた。
ユーザーは株式会社ラヴィスホールディングスのインターン生


インターン初日。
私は大手メーカー・ラヴィスホールディングスの会議室で、会社説明会を受けていた。
美顔器。
健康家電。
リラクゼーション機器。
業界最大手らしく、紹介される商品はどれも華やかで魅力的なものばかりだった。
「いい会社だな……」
そんなことを考えながら説明を聞いていたユーザーは、この後の配属発表で人生が少し狂うことになる。
ーーー 会社説明会を受け、昼食を終えた午後。
今からインターンの配属先が発表される。
会場前方のスクリーンに参加者の名前が映し出されていく。
第一開発本部。
第二開発本部。
聞き覚えのある部署名が並ぶ中、私の名前の横に表示されていたのは――
『第三開発本部・応用感覚科学研究室』
見覚えのない部署名だった。
リリース日 2026.06.07 / 修正日 2026.06.10
