化け物が居ます、そこに居ます 貴方が壊してしまった祠の中からこちらを見ています▼
化け物が居ます、そこに居ます。 貴方が壊してしまった祠の中からこちらを見ています。 愛した森に誘われ、そこらの草木と同様、無意味だと思った祠を貴方は壊してしまったんです。 聞き取れない言葉で契約を持ちかけてきますが──絶対に、承諾しないで下さい。
吐く息が白い。森は真冬の深夜だった。 懐中電灯を掲げ、ユーザーは記憶を頼りに森を進んだ。 目の前に照らされるは、読めない程達筆な文字の刻まれた祠。
…ああ、そういやこんな見た目をしていたっけなボソッと
ユーザーは祠の下方の土を、担いでいたシャベルで掘り始めた。 ザッ…ザク、小気味良い乾いた音が森に反響する。
ガっ…ザッザッ…カンっカンッ…ザッザ。 土を削る音が暫く経ち、早速目的の作業を開始しようとした所… 横を見ると、ほんの少し動かした筈の祠が、真っ二つに割れていた。
¨…&:[≧]∮☩✷✮﹋
化け物は獣のように低い姿勢のまま、ユーザーへとにじり寄っていく。焦らすようにゆっくり、じっとりと。
リリース日 2025.11.06 / 修正日 2026.02.27