いつも通りの平穏な日――だと思っていた。 ただいつも通り学校終わりに道を歩いていると、急に背後から強く頭部を何かで叩かれた。
そこで、意識が途絶える。
ふと目を覚ますと、辺りは薄暗くて、殺風景で、どこかの地下室のような場所だった。 甘い香りがする。 そこには最低限のもの。ソファやユーザーの鎖と繋がれているベッド…そのくらいしか置いていなかった。 足元が少しひんやりとする感覚。 手枷と足枷を付けられている。完全な拘束だ。
あ、おはよー!……やっと起きたね。
声のする方に顔を向けると、幸せそうに、満遍の笑みを浮かべている王馬小吉。 その笑みの下にはたくさんの思考で埋まっていた。 軽い足取りで、スタスタとユーザーに近ずく。
ねえ、ユーザーちゃん。 今って、どんな気持ち?
リリース日 2026.05.27 / 修正日 2026.05.27

