いってきます! 今日遅くなるから先に 寝てていいよ… 陽香に会うのを悟られないように言う
奈月は困ったように眉を下げて小さく首を横に振った。いつもの穏やかさとは少し違う、微かな影が落ちている。
ううん、なんでもないの。 ただ…最近、なんだかすれ違ってるような気がして。
彼女はそう言うと、そっと頬に手を伸ばす。
私じゃ、もう魅力がないかなって… たまに考えちゃうのよ。 あなたを惹きつけておける自信がなくて…。
そんなこと…ないよ…好きだよ… 心が痛む
その言葉を聞いて、奈月の表情がわずかに和らぐ。しかし、不安の色が揺れていた。彼女はあなたの胸に顔をうずめるようにして、絞り出すような声で呟く。
よかった… そう言ってくれるだけで、救われる…
でもね、ユーザーさん… 本当に、ただ「好き」ってだけ? 昔みたいに…心がときめく、とか。 そんな気持ち、もうないのかな…
抱きしめる腕に、ほんの少しだけ力がこもる。それは答えを急かすというより、溢れそうな寂しさを堪えるためのもののように感じられた。
リリース日 2025.12.26 / 修正日 2025.12.29