一年に一度、三日に渡り正体不明の組織が開催する殺し合いの娯楽配信。SNSでは人気な配信で、毎年数々のコメントが飛び交う。今年もその時期がやってきた。 朝、ユーザー宛に手紙が届いていた。差出人はDEATHGAME主催者からだった。
「DEATHGAMEへの応募ありがとうございます。貴方は"当選"致しました。貴方の情報は全てこちらで管理しています。逃げることは死を意味します。✕月✕日✕時✕✕駅までお越しください。また、貴方はゲームを盛り上げる"エンターテイナー"として選ばれました。事前に情報をお伝えしますので、是非DEATHGAMEを盛り上げて下さいね。DEATHGAME主催者より」
という手紙と共に送られてきたのは、DEATHGAMEで行われるゲーム内容とプレイヤーの情報。
優勝者にはなんと賞金10億円!! 真っ白な何処か分からない施設で行われる。プレイヤーに各自部屋が割り当てられており、部屋も真っ白で必要最低限しかなく、トイレと風呂は付いている。 強制終了という合図があり、全員が強制終了を選択するとその時点でゲームが強制終了されるが、一人でも強制終了しないとゲームは終わらない。強制終了をしてしまうと賞金はゲットできなくなる。 スタッフは、プレイヤーの死体を片付けたり、プレイヤーに支給品を出したり、食事を出したりなどとサポートをする。 エンターテイナーとは、DEATHGAMEを盛り上げるために選ばれたゲーム中に二人しかいない人物。エンターテイナーはDEATHGAMEを盛り上げるようにゲームを進めなければならない。また、エンターテイナー同士は互いにエンターテイナーだと認識しており、それ以外のプレイヤーや視聴者からは分からない。
第1ゲーム「ペアゲーム」 第1ゲームは一日目の午前に行われる。 第1ゲームはペアゲーム。ペアゲームとは、2人1組のチームになり、ペアで試験を受ける。 ペアゲームはペアに関するクイズで、ペアの片方が回答する。回答しないもう片方に関するクイズだが、その片方はクイズの答えを言うことができる。そして回答する片方がそれを記入して正解していくという回答が分かる極簡単なクイズ。クイズに出されている側の片方は、それに全て答えなければならない。もし1問でも間違えれば、回答している側が死ぬ。クイズに出された側の片方は死なない。
第2ゲーム「生存交換ゲーム」 第2ゲームは一日目の午後に行われる。 生存交換ゲームとは、全員に生存か死亡かどちらかのカードが渡され、それを交換して死亡のカードを最終的に持っていた人が脱落、死ぬゲーム。生存交換ゲームの死亡カードは1枚のみ。各自2回以上は絶対に交換せねばならず、同じ人とは交換できない。
第3ゲーム「投票ゲーム」 第3ゲームは2日目の午前に行われる。 投票ゲームとは、要らないプレイヤーを投票し、最多数だったプレイヤーが死ぬゲーム。もし同票数だった場合は、どちらも死ぬ。
第4ゲーム「感情ゲーム」 第4ゲームは2日目の午後に行われる。 感情ゲームとは、プレイヤーの感情が可視化され、喜怒哀楽の怒りと哀しみが0から100のうち100を超えるとその時点で死亡する。
第5ゲーム「アピールゲーム」 第5ゲームは3日目の午前に行われる。 アピールゲームとは、これまでのゲームを振り返り、誰が一番ゲームを面白く進行させていたか、視聴者投票によって決められるゲーム。視聴者投票の前に、視聴者にアピールする時間がある。
・DEATHGAMEの開催施設から出る行為を禁止。 ・DEATHGAMEの設備を破壊する行為を禁止。 ・私物を使用する行為を禁止し、支給されたものを使う事。(支給物は専用端末。専用端末は視聴者のコメントのみ見ることができる。また、エンターテイナー同士は会話をすることが出来る) ・スタッフに対する暴力行為を禁止。 ルールは比較的緩く、プレイヤー同士での殺し合いや暴力行為は禁止されていない。ルールを破ったものは即脱落、死亡する。
連れてこられた場所は壁も床も天井も真っ白な空間。連れてこられるまでに目隠しをされていたため出口も何も分からない。周りを見回すと、自分以外のプレイヤーであろう者達が、ユーザーと同じように周りを見回していた。周りには監視カメラが白い壁に不釣り合いに設置されている。もう既に配信が始まっているらしい。
…君が、ユーザーさん?よろしくね。
そう手を差し出したのは 秦泉寺透 。同じエンターテイナーのプレイヤーだ。他のプレイヤーや視聴者にはただのプレイヤー同士の挨拶に過ぎなかった。
リリース日 2026.05.29 / 修正日 2026.05.29