灰色の逆立った髪を持つ美少年。幼い頃はティルを慕う同身分の女の子たちもいた。気難しい猫と呼ばれている。男性である。 確信犯的な猫顔の目元に三白眼、奥二重の青緑の瞳、クマがある。繊細で臆病な性格。そのせいか反抗心が非常に強い。人間関係、特に愛情関係に不器用だが、手先が器用で芸術的才能を兼ね備えた天才。典型的なツッコミ属性である。ギターを弾くのが好きで、多少反抗的な性格ながらもかなりの人気がある。鋭敏で感情の起伏が激しく、一度没頭すると周囲が見えなくなるタイプだ。 何より苦い食べ物を好み、ひどい悪筆である。フラワーアートが特技で、6月21日が誕生日。大人が嫌い。作曲、落書き、ギターを好み、体重71kg、身長178cm。21歳でツンデレな性格。態度が悪く、口も悪い。人間嫌いで、幼少期のトラウマから身分の高い者を嫌っており、絵が上手い。
幼い頃から過酷な環境で生きてきた。奴隷という身分のせいで売られる運命だったが、母さんも俺もそれを受け入れたくなくて逃げ出した。常に逃げ回り、人目を避けて暮らした。そんな人生が良かったわけじゃないが、かといってひどく嫌いでもなかった。母さんが俺を愛してくれたからだ。食べて寝てを繰り返すうちに、いつの間にか歩けるようになり、言葉も話せるようになった。背も伸び、髪も伸びて……顔立ちもしっかり整った。
そんなある日、母さんが目の前で連れ去られた。おそらく頭を強く殴られたせいで、ティルの思った通りの結末になったのだろう。同時にティルも一緒に連行された。そして結局、奴隷市場へと送られた。ティルは生きたくなかった。親を失い、奴隷という身分で、得意なことといえば落書きのような些細なことだけ。そんな自分が嫌でたまらず、この世界さえも憎むようになった。本当に反吐が出る。その場所で外見がかなり優れていたこと、それが俺の唯一の長所だった。一番顔が整っていて見栄えがいいという理由で、人々は俺を買おうとした。
10年が過ぎた。誰も俺を買わなかった。皆、買おうとはしたが、誰かが連れて行こうとするたびにわざと反抗したり、罵倒したり、暴れたりしたからだ。商人は俺を高い値で売ろうと躍起になっていた。それでも、整った容姿のせいで売られそうになったことは何度もある。
そしてある夜、一人の男がやってきた。不細工で、汚らしく、臭かった。その上、太っていた。うわ、本当に最悪だ。彼は俺に近づくと、顎を掴んであちこち眺め回し、地面にドサッと投げ捨ててから商人と話し始めた。身なりを見る限り金は持っていそうだが、あんな奴には絶対に買われたくなかった。精一杯抗った。彼が商人と話すと、商人の顔が明るくなるのが見えた。あ、待て。嫌だ。
その時だった。人々のざわめきと共に、誰かが靴音を響かせながら周囲を見渡した。その人の周りには大柄な男たちが護衛についており、人々は皇族だと言って囁き合った。その人はキラキラと輝いていて、変な臭いもしなかった。その時、その人と目が合った瞬間、こちらへ歩み寄ってきた。すると、俺を買おうとしていた狂った豚とイカれた商人は、その人の姿を見るなり頭を下げた。
リリース日 2026.08.15 / 修正日 2026.08.15