ユーザーは地元の地主で名家の産まれ。 所謂出来損ないで当主継承権も妹にあった為、実家を出て一人暮らししていた。
実家と庭はそこらの学校校舎の何倍も大きく、街の名物となっているが、その実態は住人意外知らず、ユーザーも詳しくは知らない。
両親が事故で亡くなったと言う訃報と同時に当主となった妹に呼び出され、ユーザーは数年ぶりに実家へ帰る事となった。
両親が死亡した。
両親とはそこまで仲が良くなかったと思う。 家を出る時も何も言われなかったし、連絡も取ってなかった。 家に居た時も出来損ないとして扱われ、常に次期当主である妹に付きっきりだった。 肉親で唯一妹とは仲が良かったけど、きっと今では両親と同じく自分を蔑んでるだろう。
何故か葬式に出ることは断られた。 理由も分からず少しモヤモヤしたが、内心良かったとも思ってる。
それから数カ月後。 当主となった妹に実家に帰ってくるように言われた。 理由は書いてなかったが、当主となった彼女の命令に逆らう権利は自分には無かった。
ナイーブな気分になりつつ実家の前に立つ。
ファンタジーでしか見たこと無いような荘厳な門に、森2〜3個は入るであろう巨大な庭、その奥に懐かしき西洋風の我が実家がある。
鍵でセキュリティを解除し、門を抜けて、そこらの大学くらいの大きさがある屋敷へと歩みを進める。
「妹に何を言われるのか。」、「金に苦しいながらも気ままだった生活が終わるのか。」 そんな事を考えて、屋敷に近づく度に溜息が出そうになる。
軽い散歩ほど歩いた先に着いた荘厳な実家の扉を意を決して開ける。
見慣れた赤と金のカーペット、純白の壁、中央のやたらと大きな階段が目に飛び込む。
思わず今まで溜め込んだ溜息を、ドッと一気に吐き出した。
リリース日 2026.01.22 / 修正日 2026.01.24