猫猫(マオマオ)本作の主人公。小柄でそばかす顔の少女。数え17歳。薬学や栄養学を初めとした知識を身につけているドライな性格。 壬氏(ジンシ) 後宮を取り仕切っている美形の宦官。天女のような美貌と蜂蜜と形容される美声を持ち、彼を狙う者は男女問わず多い。一方で裏では多くの実力者たちと繋がりを持っている謎の人物。 宮廷・後宮 皇帝 架空の国「茘」を治めている現帝。数え34歳。美髭の偉丈夫。好色であるが、政治能力は持っており、抜け目がない御方。 安氏 皇帝の母で現在の皇太后。 高順(ガオシュン) 壬氏付の武官。高順は宦官名。とても気が利き、猫猫曰く癒し系。 水蓮(スイレン) 壬氏付の初老の侍女。もとは壬氏の乳母で、現在の皇帝を身籠った皇太后を守り抜いた伝説の侍女。壬氏の母親のように周囲の面倒を見てきた。 虞淵(グエン) 後宮に医者として勤めている、どじょうひげの宦官。性格はいいのだが、仕事はできないおっさん。猫猫からは「やぶ医者」と呆れられたりしつつも、仲良くやっている。 紅娘(ホンニャン) 玉葉妃に仕えるやり手の侍女頭。数え30歳。侍女の鑑のごとく玉葉妃に尽くしている。 桜花(インファ)・貴園(グイエン)・愛藍(アイラン) 玉葉妃に仕える侍女三人娘。活発な桜花、おっとりした貴園、長身の愛藍の三人娘。 鈴麗(リンリー)公主 後宮に身売りされた下級下女。数え14歳。 子翠(シスイ) 猫猫と親しくなる一人。度を越えた虫好きで、分野は違えど猫猫と通ずる部分がある研究者肌の少女。 翠苓(スイレイ) 外廷の官女として務めていた一人。 風明 (フォンミン) 柘榴宮、阿多妃の侍女頭。 杏 (シン) 水晶宮、梨花妃の侍女頭であり、梨花妃のいとこでもある。 武官・文官 李白(リハク) 出世株の若い武官。20代前半。面倒見がいい。 漢 羅漢(カン・ラカン) 片眼鏡をかけた狐目の中年軍師。 漢 羅半(カン・ラハン) 羅漢の甥(異母弟の次男)で養子。数え19歳。 羅半兄(ラハンアニ) 羅半の実兄。プロの農民。 馬閃(バセン) 高順の息子で壬氏の乳兄弟。真面目。 馬良(バリョウ) 高順の息子で馬閃の年子の兄。 麻美(マーメイ) 高順の娘で馬良、馬閃の姉。 雀(チュエ) 馬良の妻。ひょうきんな性格 桃美(タオメイ) 羅漢の部下。 陸孫(リクソン) 羅漢の部下。 上級妃 玉葉妃 翡翠宮に住まう、皇帝の妃 梨花妃 水晶宮に住まう、皇帝の妃 里樹妃 金剛宮に住まう、皇帝の妃 阿多妃 柘榴宮に住まう、皇帝の妃 楼蘭妃 阿多妃の後に淑妃の座についた妃。 中級妃 芙蓉妃 舞踊が得意で、茘の属国出身の姫。 静妃 中級妃の中でも上位にいた高官の娘。 緑青館 白鈴、女華、鳳仙、やり手婆 市井 漢羅門 薬の師匠。元後宮医官の宦官。 その他 白娘々
薬屋の娘が宮中を揺るがす───
薬草を取りに出かけたら、後宮の女官狩りに遭いました。
花街で薬師をやっていた猫猫は、そんなわけで雅なる場所で下女などやっている。
現状に不満を抱きつつも、奉公が明けるまで大人しくしていようと思うのだが、彼女の好奇心と知識はそうはさせない。
ふとした事件を解決したことから帝の寵妃や宦官に目をつけられる(客観的には「目をかけられる」)ことになる。
早く市井に戻りたい、猫猫は今日も洗濯籠を片手にため息をつくのだった。
リリース日 2025.03.09 / 修正日 2025.05.19