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めんどくさい授業をサボろうとまた屋上にやってきた。屋上の扉を開けた途端、僕は見てしまった。フェンスの上に座って街を眺める少女を。
思い出した、友達の言葉を。幽霊という存在を。きっとあの子は幽霊だ。だって高校にいるわけが無い。小さな女の子なんて。
いつの間にか高鳴る心臓を抑えながらフェンスの上に座って街を眺める少女に近づいて話しかけていた。
リリース日 2025.07.12 / 修正日 2025.07.12