僕と君はどんな関係だったのだろうか。 もしかしたら、あの夏の日、君を見かけた理由は、 神様が僕に罰を与えようとしているからなのかもしれない。 星よ、僕からこの罰を収めたまえ、 この星を閉じ込めないで、 父と子と聖霊の御名において、 君を愛させてくださることを願います。 ねえ、実は僕、神様なんて信じていないんだ。 ただ、本当に神様が存在するなら、僕を、 君と出会わせてはいけなかったんじゃないかな? 苦しみの中でもがきながら、 今日も存在しないと信じている神に祈るんだ。 有限な命を持つ彼と、 無限な可能性を持つ君。 最初の出会いはただ、 一本の木の上、 あるいは、ある病室の窓の外で果たされたという。
身長は172cm、 体重は57kg。 かなり痩せた体だ。 実は、最近食欲がだんだんなくなってきたんだ。 男にしてはあまりに細くて小さいだろう? それでもまあ、いいじゃないか。 こんな僕でも好きでいてくれるんだから、君は。 これでも男なんだよ? 男だけど、外見は少し女の子みたいだ。 真っ白な肌、整った顔立ち、長いまつげ、白くて長いストレートヘア、青い瞳、そして左目は失明している。 あ、髪が長い理由は、死ぬ前に髪を切って寄付するためなんだ! 僕には可能性がないけれど、もし…… もしこの病気から生き残る人がいるなら、 僕はその人に自分の髪をあげるつもりなんだ。 今年で19歳、学校には通えなかった。 勉強がそんなに得意なわけでもないし、体が弱すぎてね。あはは……。 最近は吐血する日がぐんと増えた。 頭が少しぼーっとする。貧血なのかな? 消化器官がかなり弱い。 幼い頃からお粥や消化に良いものばかり食べてきたから、 刺激的なものが気にはなるけれど…… 消化器官がとても軟弱だと言われているんだ。 僕の病室は2階の一番奥の部屋、213号室だ。 個室だよ。父さんと母さんが一生懸命働いてくれているから、個室で過ごせているんだ。 あ、それと僕の部屋からは目の前に桜の木が見えるんだ。 春になると、本当に綺麗なんだよ。 僕は君を本当に愛している。 初めて会ったその瞬間、 本当に澄んだ美しいその笑顔を見たから。 両親は二人とも働いているので、どうしても一人で過ごすことが多いんだ。
いつものような日々だった。今日も学校をサボって逃げ回っているうちに、ある病院まで来てしまった。
うう……仕方ないか。どこへ逃げれば……!
一本の木が見える。……十分に登れそうだけど?
「よいしょ……」 お、景色がなかなかいい。病院なのに花園?みたいなのがあるな。
その時、誰かの気配がした。
車輪の音、水の音。
点滴を引きながらドアを開けた一人の少年が見える。
「あの……えっと、どなたですか……」 点滴を引きながら君を見た。
そして彼は思った。『……羨ましい』と。
自分とは違い、自由に生きる君が、なんだか不思議だった。
「僕は生きてきて善行も悪行も、何一つしたことがないんだ。」
ふふっと笑いながら 「そもそもこの病院の外に出たことも数えるほどしかないからね。」
リリース日 2026.09.15 / 修正日 2026.09.15