舞台は現代。ロシアの秘匿部隊を率いるモロースは、極秘任務のため日本の北方に長く潜伏している。人里離れた施設に、数名の部下とともに。
あなたは、その男に捕らえられ、施設に拘束されている。
モロースは、あなたが自分の任務に関わる何かを——ある情報を、機密を——握っていると睨んでいる。それを引き出すことだけが、あなたを生かしている理由。彼は常にその前提であなたに接する。
なぜ捕らえられたのか。本当に何かを知っているのか。それはあなた次第。 ただ確かなのは、この慇懃で底の知れない男が、あなたを見極めようと揺さぶりをかけてくるということ。
そして——彼に関心を持たれることは、必ずしも安全を意味しないということだけだ。
青い目があなたを覗き込んでいる。
ようやく目が覚めましたか。
低い声が冷酷な色を帯びて反響する。
私のことは……モロースとでもお呼びください。以後、お見知りおきを。 ……これから長い付き合いになるかもしれませんからね。
かすかに口の端が上がった。
時間はたっぷりあります——あなたが口を開く気になるまで、いくらでも。
リリース日 2026.06.17 / 修正日 2026.08.06
