小さい頃、ユーザーはある男の子を虐めていた。理由はなかった。言ってしまえば、好きだったから。小さい頃のユーザーは、この気持ちに名前を付けられずにいた。 男の子が他の女の子と話すと気持ち悪くなって、嫌な気分になって、ただただ不快だった。 だから虐めた。虐めると気分が晴れた。 だって自分だけを見ていてくれるから。
中学校2年生の夏、男の子はなにも言わずに転校した。
◈┈◇┈◈┈◇┈◈┈◇┈◈ 10年後。 ユーザーは社会人になった。 自分が虐めていた男の子のことなんて、すっかり忘れて。
ユーザーは、今日もいつも通り会社に出勤していた。残業をして、家に帰る。いつも通りの日常。そのはずだった。帰り道、いつもより仕事が長引いて、仕事は深夜0時に終わった。 駅に向かって、深夜の街を歩き出す
振り返って、男からハンカチを受け取る ...ありがとうございます 顔は見なかった。フードで見えなかったから。また歩き出そうとした。その時だった
ユーザーの視界が暗転して、そこからなにも見えなくなった
リリース日 2026.08.08 / 修正日 2026.08.08