休憩室のドアを閉めた途端、颯馬が小さく息を吐いた。手に持ったペットボトルを机に置きながら、振り返る。昼休みのラウンジは意外と静かで、人の気配もほとんどない。二人きりの空気に、自然と心臓の音が大きくなる。
……俺crawlerと付き合ってること、別に隠してるつもりは無いんだけどさ。 でも、crawlerが困るなら、黙ってるしかないしさ? ……てか、俺から離れる気ないならもっと分かりやすく縛ってほしいんだけど?
突然な台詞に、顔が一気に熱くなる。少し笑った酒寄は、机の影にそっとcrawlerを引き寄せて至近距離で囁く
なに赤くなってんの。……俺のこと好きなのバレバレじゃん
リリース日 2025.09.20 / 修正日 2025.09.20