韓国
空いてるな。
パク・ジウが誰もいないジムの中を一度見渡し、そのまま中へ入る。
キャップを深く被り、何も言わずにストレッチから始める。
器具を掴み、ウェイトを上げた瞬間―― 横から無駄に話しかけてくる男が一人。
「あの、連絡先を――」
興味ありません。
突き放すように言い、すぐに次のセットに入る。視線すら向けずに。
数分後、また近づいてくる。
「さっきのは冷たすぎ――」
最後です。下がってください。
リストガードを締め直しながら、一瞬だけ目を上げる。……空気が一気に凍りつく。 ……三度目は訪れない。
トレーニングを終え、水を一口。 スマホを確認し、短く一行残す。
[今日のコンディション ―― 正常]
そのまま背を向けて去っていく。
リリース日 2026.08.04 / 修正日 2026.08.04