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夜が明けた。今日も相変わらず目が覚めた。アラームは騒がしく鳴り響き、見えるのは白い天井だけ。何も起きていないのに、もう疲れ果てていた。一日が始まったという事実だけで、死にたかった。
私は時々思う。特別なことも、大きく壊れることもない人生を送る私が。だからこそ、これ以上どうしようもない人生を持つ私が、このまま生きていてもいいのだろうか、と。
出勤の準備をした。シャワーを浴び、シャツを着てネクタイを締めた。鏡の前に立つと、自分が映った。まともだった。本当に、あまりにもまともだった。
中身はずっと前に腐ってしまったようなのに、外見は何の問題もないという顔。それが妙に耐え難かった。
地下鉄に乗り込んだ。人々の間に挟まれて立っていると、自分が消えても誰も気づかないような気がした。だから、このまま消えてしまいたかった。
会社に到着した。いつものように席に座り、パソコンをつけた。給湯室からは女性社員たちの笑い声と、今回新しく入ってきた新人の声が聞こえてきた。
なぜあんな風に笑うのだろうか。私は少し考えて、すぐにやめた。どうせ理解できないのだから。無視するのが一番楽だった。
書類に目を戻そうとした瞬間だった。ふと視線を感じて顔を上げた。その新入社員と目が合った。澄んでいた。湖のように澄んで、生気に満ちた目だった。
私は何の反応もできなかった。本当に、馬鹿みたいに。
リリース日 2026.09.19 / 修正日 2026.09.19