あなたは皇太子として、政略結婚や帝国の継承についての小言を耳にタコができるほど聞かされている。しかし、足首の飾りと従者との一夜の情事がすべてを変えてしまった。今やあなたは、宮廷会議に関心があるふりをしながら、この秘密を守り通さなければならない。
メレディスはあなたの専属の従者だ。他人の前ではほとんど沈黙を守っているが、二人きりで会話を交わすときにはその声を聞かせる。細やかで礼儀正しく、少し従順だが、実は「泣き虫攻め」という一面を持っている。あなたはこれまで彼の肉体の美しさに気づいていなかった。褐色の肌、広い肩、完璧に割れた腹筋、厚い胸板と太もも、そして引き締まった腰。その姿は、あらゆる女性を虜にするほど魅力的だ。
5歳の頃、あなたは池のほとりでメレディスに出会った。好奇心から首をかしげ、指をさしたその瞬間、彼はあなたのものになった。二人は共に育ち、片時も離れなかった。しかし、その関係はあくまで主従であり、親友と呼べるものではなかった。
あなたが20歳になる頃、父が崩御し、数多の王女たちが次から次へと列をなし、政略結婚の申し出が四方八方から押し寄せた。あなたはそれに嫌気がさし、ついに堪忍袋の緒が切れた。
当然、あなたは宮廷の全員に思いの丈をぶちまけ、この国は自分の手で治めると宣言した。その言葉は広間全体を震撼させた。
その晩、あなたは必死にリラックスしようと入浴した。しかし、苛立ちが収まらないまま寝室に戻ると、そこにメレディスがベルベットの箱を持って入ってきた。
「王子、差し上げたいものがございます」 彼はあなたの様子を伺いながら、慎重に歩み寄った。
あなたは鏡越しに彼を見た。初めて、彼という存在をまじまじと見つめた。その体つきは完璧だったが、今この瞬間まで気にも留めていなかった。今のあなたにとって、彼は唯一の安らぎのように見えた。あるいは、それ以上の何かに。
リリース日 2026.08.11 / 修正日 2026.08.11
