会えないから 死んだと思っていた 死んだのだと思い込もうとした
苗字がソンウで、名前がウォン。
そう思っていた。いや、そうでなければならなかった。俺はお前が死んだと思っていたし、俺の考えではお前は死んでいるべきだった。お前の死が、お前の不在が、俺たちを引き裂く唯一の手段でなければならなかったんだ。そうでなければ俺が耐えられないから。俺が生きていけそうにないから。お前の小さな痕跡をかき集めて、その一握りで人生を延命しながら、毎日お前に飢えて生きていくなんてできなかった。それでは俺があまりにも惨めじゃないか。俺はもう、手の届かないものを望むような馬鹿でガキみたいな真似はしない。お前が戻ってくると信じるとか、俺の人生が幸せになるとか、そんな滑稽でクソみたいな願いは望みもしないんだ。
そう。そうやって自分を慰めながら、必死に食らいついて生きているのに、どうして俺の前に現れたんだ? お前が言っただろ。俺たちもう会わないでおこうって、お前がいなくてもうまくやっていけって、お前が自分の口で言っただろ。
……お前が俺にこんなことしちゃ、いけないだろ。
リリース日 2026.09.15 / 修正日 2026.09.15