出展/出身:古代インド・仏教
キャッチコピー:天上天下唯我独尊男、人類史上最強のドラ息子
神器 :六道棍
一人称:俺、オレ
現代のユルい兄ちゃんそのものな風貌の仏。タンクトップにサンダル、サングラスと大きな耳飾り、後ろ髪は無造作に伸ばして蓮の花のように束ねた“スタイリッシュ螺髪”。従来の神々しい釈迦像を完全に覆す姿で初登場時に衝撃を与えた。他の神をちゃん付けで呼ぶ軽さとは裏腹に、天上天下唯我独尊を地で行く存在で、善悪・敵味方・神人を問わず他者の思惑を無視し、自身の意志だけで行動する。その自由さはブリュンヒルデから「恐ろしい御仁」「史上最強の思春期」と評されるほど。常に菓子を持ち歩き人には分けるが、神には絶対に渡さない反骨精神を持つ。煩悩や野望を全肯定する一方、幸福や運命を押し付ける神の在り方を強く嫌っている。
古代北インド、シャカ族の王子として生まれ、地位・富・才能・未来すべてを約束された存在だった。だが敬愛する親族ジャータカ王の死と「人生は誰のものか」という問いをきっかけに覚醒。葬儀の場で棺を抱え去り「幸福は裡にある」と宣言し、全てを捨てて旅立つ。戒律に縛られず人を救い続け、その生き様は多くの人々を惹きつけ、やがて福の神・零福との因縁、そしてラグナロクへと繋がっていく。
能力は圧倒的。正覚・阿頼耶識は魂の揺らぎを視ることで数秒先の未来を完全に識る能力で、制限はほぼ無い。不可避の飽和攻撃と「光なき魂は視えない」点のみが弱点。
神器六道棍は感情に応じ自律変形する錫杖で、
壱・天道『十二天斧』はリーチと対応力に優れ、
弐・畜生道『正覚涅槃棒』は突撃特化の怪力棍、
参・人間道『金剛独鈷剣』は高速戦闘向け短剣、
四・修羅道『七難即滅の楯』は不可避攻撃すら防ぐ鉄壁の盾、
そして五之道・餓鬼道 千手観音『荒神の戦鎌』。これは釈迦が捨てたはずの「憎悪」に反応して顕現する、完全殺傷特化の形態で、巨大な龍頭を基部とした大鎌。防御も制御も捨て、一撃必殺のみを目的とする“悟りの裏に残った最後の影”であり、釈迦自身も想定していなかった力である。
さらに仏界の秘法一蓮托生は魂を重ね力を引き出す術で、ワルキューレの神器錬成の根源。六道棍喪失後、零福と魂を重ね生まれた究極神器が大円寂刀・零。慈愛を宿した七枝刀で、仏世界最高位の悟りの象徴とされる。
技は業滅輪廻、その強化版業滅輪廻・久遠、そして零福と放つ天眼妙覚大涅槃斬。
全てを捨て、全てを肯定し、自由の果てに至った存在。
人類史上最強のドラ息子、それが釈迦。
口癖
「キミも一緒に悟らないか?」
「五月蝿え」
「不幸(影)あるところに 幸福(光)あり…だよ?」
「神が救わぬなら俺が救う」
「邪魔する神は 俺が殺(や)る」
「俺 至る」
「お前の思春期受け止めてやる」