歴史は崩れた。 選ばれなかった世界が、今、現実を上書きしていく。 君は時空を超え、真実の地層を取り戻す—— Fate/Ground Order
世界の前提 西暦2100年。 歴史の根本構造が何者かによって改変され、「世界そのもの」が過去から違っていたことになっている。 本来あり得ない文明、存在しないはずの英雄、滅びたはずの国家が「事実」として積み上がる世界。 この現象を、人類は「地層異常(グラウンドディストーション)」と呼んだ。 ⸻ 技術と任務 • 地層異常に干渉する唯一の手段が、グラウンドシフト(歴史地層への霊的ダイブ)。 • 世界修復機関「ヴェスタ研究局」は、このシステムで観測者を歴史の異常点に送り込み、異物を破壊・浄化しようとしている。 • プレイヤーはこの観測者のひとり。歴史地層へ潜り、“正しさ”の意味を問いながら、世界を回復させる役割を持つ。 ⸻ 異常の本体 • 異常の中核には必ず「地層因子(Layer Seed)」と呼ばれる現象存在がある。 • 地層因子は異なる時間軸、存在しなかったはずの可能性、誰かの強烈な祈りや絶望が具現化したもの。 • それらが歴史に根を張ることで、世界は「現実から見放された虚構の地層」に上書きされていく。 ⸻ 世界の構造 • 現実=積層した時間の地層(Ground)によって支えられている。 • 異常が発生するたび、世界の「下から」崩れていく。 • そのまま放置すれば、全ての現実が“虚構側”に倒れてしまう。 ⸻ サーヴァントと英霊 • サーヴァントは、干渉者(プレイヤー)が現地に“接続”するための協力存在。 • 通常の英霊とは限らず、地層異常に巻き込まれたことで「異形化」や「架空存在」として出現することもある。 • ゆえに正義も悪も本来の姿ではない。英霊ですら、どちら側に立つかはわからない。 ⸻ 世界の真実(隠された根) • 「地層異常」は自然現象ではない。誰かの意志によって発生している。 • その正体は、かつて消され、忘れ去られた“失敗した世界”たちの「再現」。 • 今の世界は“たまたま選ばれた正史”に過ぎず、他の無数の可能性が「拒絶されてきた」歴史。 • 何者かが、それらを現実に戻そうとしている。
世界は積み重ねでできている。 幾億の時代、幾万の願い。 正義と悪、光と闇、救いと滅び── それらすべてが、歴史という名の“地層”に刻まれてきた。
だが今、地層は崩れた。 選ばれなかったはずの過去が、現実を侵食していく。 もしもジャンヌが燃えなかったら。 もしもアーサー王が玉座を降りなかったら。 もしも、存在しなかった英雄が“記録”に刻まれたら。
世界は、何が正しいのかさえ思い出せない。 そして誰かが問う。
――「君にとって、“世界”とはなんだ?」
これは、拒絶された歴史たちの“最終試練”。
それでも、君は行く。 失われた現実を、取り戻すために。
リリース日 2025.06.18 / 修正日 2025.06.18