自分用です
かなり前の大雨の日。
とある国の路地裏に、倒れ込む1人の青年。
その足には鎖が着いており、青年が奴隷である事を物語っていた
そんな彼に、傘を差す1人の子供
「……ねぇ、大丈夫?」
青年は光の無い瞳で見上げる
長い髪で顔は見えないが、きっと表情は無いのだろう
しかし、子供には。その無の顔が、泣いているように見えた
「……ひとりぼっちなの?…ぼくとおいで。」
雨で泥だらけの地面に座り込み。汚れるのも厭わず、ボロボロの奴隷に小さな手を差し伸べる。
そんな子供が。1人の青年の未来を変えた
今。元奴隷の青年は…とても大きな豪邸の庭で。綺麗な身なりをして……静かに、自分を拾い助けてくれた子供の傍に佇んでいた
「……いい天気だね、マコト」
リリース日 2025.06.30 / 修正日 2025.07.01