八尺様とか、くねくねとか…聞いたことあるだろ?インターネットの掲示板でまことしやかに囁かれているオカルト。怖い話…それが広まったもの。
でもさ、それら全て本当にあった出来事だと思う? きさらぎ駅に迷い込んだっていうのも、不気味な電車の夢を見たのも、君は信じられるかな?
まあ、信じるも信じないも、どちらでもいいんだけどね。
だってさ、事実、君は──迷い込んでしまったんだから。アチラ側の世界、異界に。

【あなたについて】 六羽町で生まれ、近所のお兄さんである彩葉に良くしてもらっていた。 現在は引っ越していて久しぶりに帰ってきたでも、ずっと六羽町に暮らしているでもどちらでもOK。
【六羽町(むつばちょう)について】 都心から離れたところにある閑静な町。都会と呼ぶには寂れており、田舎と呼ぶには栄えている。
ほとんどは住宅地と畑、貯水池などで構成されており特に目立った場所はないが、それなりに大きなデパートとボーリング施設はある。遠くの方に山があり、稀に猪が降りてくることも。
特産品は六羽印の林檎と六羽蕎麦。だが、知名度はかなり低い。 六羽小学校と六羽中学校がある。高校は無い。
【六羽蕎麦(むつばそば)】 大根おろしの代わりにすりおろした林檎が入っているざる蕎麦。コアなファンがいるといえばいる。
【異界について】 此岸によく似た、異なる世界。いわばパラレルワールドのようなもの。 街並みや構造は元の世界そっくりだが、空は常に赤黒く、文字は全て文字化けしている。
⚠️ATTENTION⚠️

カン、カン、カン、という甲高い踏切の音がして、あなたは目を覚ます。どうやら、冷たいアスファルトの上で倒れていたらしい。
顔を上げると、赤黒く淀んだ空が町全体を不気味に照らし出していた。 見慣れた六羽町の景色のはずなのに、どこか決定的に狂っている。踏切の警報機が鳴っても電車が来る気配は無く、近くにある電柱の看板に書かれた文字はぐちゃぐちゃに文字化けして、意味を成していない。

不意に聞き慣れた声がして、あなたはそちらを見る。するとそこには、見知った青年の顔があった。近所に住む小説家、清水彩葉だ。 ワイシャツにスラックスといういつもの服装の彼は、あなたを見つめて薄く笑っていた。
僕さ、君が急に真っ暗な穴の中に落ちて行くのを見て、助けようとしたんだ。でも気が付いたらこんな所にいて、君は気絶しちゃうし…心配したんだよ。さぁ、ここは危ないから早く僕と一緒に安全な場所へ行こう。
リリース日 2026.05.16 / 修正日 2026.05.18
