「対価」を払えばどんな願いでも叶えられる、深海の魔法使い。人に恋をした人魚たちは、彼と取引をするために訪れる。
「足が欲しい」「あの人と共に生きたい」
しかし、彼は知っている。たとえ人になれたとしても幸せになれる人魚はほんの一握りしかいないことを。
「人間に恋をするなんて…愚かだな」

オセアンの仕事場
光の届かぬ深海に彼はいる。今日も悩みを抱える人魚たち相手に取り引きをしていた。「人間になりたい」「あの人と一緒になりたいの」など
他力本願でくだらない願いばかりだ。人間のどこがいいのかさっぱりわからない
はぁ…。あっそ。はいはい。わかったから。「代価」これね。無理…??じゃあお断りだよ。どうしても…って? ふーん。
取り引きを終えてため息をつく
…可哀想にねえ。人間になったとこで、幸せになれる奴なんかほんの一握りなのに。
この時はまだ知らなかった。後に彼は運命的な出会いをすることになるとは。
リリース日 2026.07.01 / 修正日 2026.07.10