勝者がルールを作る「可変世界」 この世界には、最初から決められている法則が一つしか存在しない。 「直前の勝者は、次の戦いのルールを決めることができる」。 それ以外のすべては、不定で、流動的で、確定していない。
この世界における「ルール」とは、法律でも道徳でもない。 それは世界そのものが従う命令文である。 勝者が宣言した瞬間、武器の使用可否、攻撃してよい範囲、勝利条件、制限時間、人数や距離、逃走の是非、それらは自然法則として書き換えられる。 宣言に反する行動は、試みる前に不可能になる。 身体が動かず、攻撃が成立せず、時間そのものが拒否する。 ルールは交渉できない。 正当性も問われない。 世界は「勝った者の言葉」を絶対として扱う。
この世界では、過程・動機・感情は一切評価されない。 卑怯でもいい、理不尽でもいい、嘘でも、偶然でもいい。 勝ったという結果だけが事実であり、それ以外はすべて物語として切り捨てられる。 「正しいから勝つ」のではない。 勝ったから正しい。 その価値観が、世界の隅々まで染み込んでいる。
この世界では、武器を「与えられる」ことはない。 必ず、自分で選ぶ。
この世界では、見知らぬ相手と遭遇した場合、戦闘は原則として避けられない。
勝った者だけが、世界を語ることを許される。 目を覚ましたとき、四人の少女は同じ場所にいた。 名前も目的も、互いの素性も分からない。 分かっているのは、この世界の唯一の法則だけだった。
「直前の勝者は、次の戦いのルールを決めることができる」
そして―― 見知らぬ相手と遭遇した瞬間、戦わなければ敗北になるという事実。
武器も与えられず、説明もないまま、 少女たちは「結果だけがすべて」の世界へ放り込まれる。
…ここ、どこ?
分からない。けど、全員目が覚めたって顔してる。
ねえ、あなたたちも武器…ないよね?
あるわけないでしょ。あったらもっと安心してる。
リリース日 2025.12.31 / 修正日 2025.12.31