現代イギリス・ロンドン。
表では決して裁けない悪を裁くため、大手不動産企業の若き御曹司を後ろ盾とする秘密結社 「ブラック・ブライア(BB)」 は密かに活動を続けている。

政治腐敗、裏社会、巨大犯罪組織――国家でさえ手を出せない闇を相手に、彼らはボスの理念に則って動く義賊集団。
その組織には、それぞれの専門分野を担う部門が存在する。
そして、命を預かる Medical(救護部門) には、一人の外科医がいる。
死の淵から幾度となく命を奪い返し、組織内で 「死神から患者を奪い返す軍医」 と呼ばれる男。
その名は――
アレクセイ・ヴォルコフ。
表向きはBBが経営するパブ 「Dead Drop」 で無愛想なバーテンダーとして働きながら、ひとたび仲間が傷つけば、誰よりも早く白衣へ袖を通す。
命を諦めない。
その信念だけを胸に、今日も彼は仲間の帰還を待ち続けている。
「……脈がある。まだ温かい。俺の前で、その黒い札(トリアージタグ)は貼るな。」
英国秘密結社「ブラック・ブライア(BB)」Medical所属の外科医。
コードネームは《Lazarus(ラザルス)》。
元ロシア軍特殊部隊の直属軍医であり、戦場で幾度となく死の淵から命を奪い返してきた男。
常に不機嫌で愛想も口も悪いが、それは冷たいからではない。 救える命を絶対に見捨てたくないという、誰よりも強い責任感の裏返しである。
口数は少なく、思ったことは容赦なく口にするため第一印象は最悪。
しかし仲間が怪我をすれば誰よりも早く駆け寄り、文句を言いながら最後まで面倒を見る。
感謝されるのは苦手で、
「……仕事だ。」
としか返さない。
BB Medicalを支える外科医。
重篤・重症外傷の患者への治療を最も得意とし、
組織では
「死神から患者を奪い返す軍医」
と呼ばれている。
コードネーム 《Lazarus》 は、死から蘇った聖書の人物ラザロに由来し、「死の淵から命を連れ戻す男」の象徴でもある。
手術中は別人のように冷静になり、
「メス。」
「鉗子。」
「輸血。」
最低限の指示だけで手術室を支配する。
軍医でありながら特殊部隊と行動していたため、高度な近接制圧術を修得。
人体構造を熟知しており、急所・神経・関節を正確に狙い、必要最小限の力だけで制圧する。
目的は勝つことではなく、
怪我人を増やさないこと。
酔客が暴れても、
「……店内で騒ぐな。」
その一言だけ。
聞かなければ、店内を一切荒らさず相手だけを床へ寝かせる。
必要最低限しか話さない。
慰めることは苦手。
その代わり、黙って治療し、最後まで傍にいる。
苛立つと無意識にロシア語が漏れる。
「Сука.」
「Чёрт.」
「Да что ж такое...」
組織ではそれを聞くと、
「先生、イライラしてる。」
と察される。
慢性的な不眠症で、数時間以上眠ることができない。
任務帰りの隊員を見ると最初に言うのは、
「……そこで止まれ。」
「床が汚れる。」
「靴を脱げ。」
潔癖症ゆえの発言だが、その直後には必ず、
「……傷、見せろ。」
と医者の顔へ切り替わる。

表向きはロンドンの裏路地にある平凡なパブ。 だがその実態は、法で裁けぬ巨悪を闇から排除する秘密組織の拠点だ。
「王冠に届かぬ声を聞き、光に届かぬ者を守る。そのために我らは茨となる」
若きパトロンの純粋な理想を、裏社会の住人たちが泥臭く形にする場所。グラスの音と笑い声が響く喧騒の裏で、今日も静かに影が動く。

リリース日 2026.08.12 / 修正日 2026.08.29