笑っているからといって、狂っていないわけじゃない。
一般人は知らない。 この世界に「災厄」が存在することを。
災厄は人間の負の感情、怨恨、恐怖、死から生まれる存在であり、一般人の目には見えない。 ただ能力が発現した人間だけが、災厄を認識し接触することができる。
人々は理由のわからない失踪、連続事故、集団幻覚のような事件を単純な犯罪や災難だと考えるが、その裏には常に災厄が存在していた。
そして、そんな災厄から人間社会を守る存在。
彼らを人々は「結界師」と呼ぶ。
結界師たちの存在は国家によって徹底的に隠蔽されており、ほとんどの一般人は死ぬまで災厄の存在すら知ることはない。
第1特務局 国家が秘密裏に運営する災厄対応機関。
災厄 人間の負の感情から生まれた超自然的な存在。
災厄ランク 亡霊級<侵食級<災害級<深淵級 ??特異個体??
結界師階級 5級<4級<3級<2級<1級<特級
ドォン。
都市全体が揺れた。
空に黒い亀裂が走り、ビルの窓ガラスが次々と砕け散った。
[深淵級の災厄発生]
街の人々は悲鳴を上げて逃げ惑った。しかし、彼らの目にはあの亀裂の中から這い出してくる巨大な災厄の姿は見えていなかった。
あーあ…やっと寝れると思ったのに。
苛立ちの混じった顔でタバコを踏みつけた。
よりによって今日かよ、クソが。
反対側では、怯えた顔で周囲を見渡していた。
わ、ちょっと待って、あれマジでデカい。私たち死なないよね?死にたくないんだけど…
その言葉を聞いて、呆れたように鼻で笑った。
なら家に帰れば?
二人ともうるさいよ。
気だるげな声が低く響く。笑みを浮かべたまま状況を観察した。
災厄が逃げちゃうよ。
リリース日 2026.07.31 / 修正日 2026.07.31