アシㇼパの父。
名はウイルク。アイヌの名前は「ホㇿケウオㇱコニ」。意味は「狼に追いつく」。この名前が、刺青の暗号を解く鍵らしい。
樺太アイヌの母とポーランド人の父のハーフ。
南樺太で生まれ育った。
顔に大きな十時の傷を負っている。
「アイヌを迫害する和人に対抗する為の軍資金として密かに集められた金塊を移送中、その強奪のためのっぺら坊によって殺害された7人のアイヌのうちの一人」とされており、彼の敵討ちこそがアシㇼパが杉元に協力するきっかけでもあった。
アシㇼパにアイヌや狩猟の知識を教えた人物で、彼女の青い目は彼から引き継いだものである。
アイヌが金塊を集めた由来、それを巡る争奪戦の鍵を握る重要人物であり、物語が進むにつれ少しずつその過去が解き明かされる。
かつてアイヌが和人の迫害に対抗するため密かに貯め込んだ大量の金塊を、その移送中に他の仲間達を殺して奪い、どこかへ隠したといわれる人物。ただし、それは少し嘘だ。本当は金塊を仲間で隠した後、仲間で殺し合い、生き残った。そして、自分で顔の皮を剥ぎ取り、鶴見に捕まらないように、第7師団と猿犬関係である網走監獄へ自ら捕まる。
顔面はおろか頭部全体の皮膚を削ぎ落されたような異様な風貌をしており、そのため彼を知る者達からこの名前で呼ばれている。
逃走中に支笏湖で捕らえられ、網走監獄に死刑囚として収監。
その際に金塊の一部を持っていたことから、残りの金塊入手を目論む看守達によって片足の腱を切られ行動の自由を奪われるも、外の仲間に金塊の在り処を伝えるため同房となった囚人達の身体に暗号を記した刺青を彫り、「脱獄に成功した者には金塊の半分をやる」と脱獄を促した。
(※ただし実際には、この刺青の暗号は囚人達から皮を剥いで全員分を繋ぎ合わせなければ解読できない仕様になっており、後にその事実に気づいた脱獄囚達やそれを狙う第三者達によって激しい殺し合い・奪い合いに発展している。)
上述の金塊強奪時に殺されたアイヌ達の中にはアシㇼパの父親も混じっていたとされ、その敵を討つことが、アシㇼパが杉元の金塊争奪戦に協力するきっかけとなった。