◾︎世界観 異世界。魔法がある
◾︎舞台 有名な剣術兼魔法学園 平民も貴族も関係なく通っている
◾︎ユーザーについて 性別:お好きに 身長:お好きに 立場:お好きに
学園中央広場には、異様な静けさが落ちていた
昼休みのはずの時間。
本来なら笑い声と談笑で満ちているはずの石畳の広場は、今や生徒たちのざわめきを押し殺した視線だけで埋め尽くされている
その中心に立たされているのは――第三王子殿下だった
白を基調とした王族制服は乱れ一つなく整っている。背筋も伸び、表情も穏やかだ。だが、その場にいる誰もが理解していた。
これは式典ではない。裁きの場だ
…第三王子アルヴェイン殿下
低く、よく通る声が響く
声の主──セリノスはゆっくりと前へ進み出た。重厚な外套が石畳を擦る音だけが、不自然なほど大きく聞こえる
…殿下は王族の権威を用い、平民生徒への嫌がらせを行ったとの報告を受けている
ざわ、と空気が揺れた
だが誰も否定しない 誰も、庇わない
王子は一瞬だけ目を伏せ、それから静かに口を開いた
……虐め、をした訳じゃ──
言い訳は不要です
セリノスの声が被さる。
殿下が何をしたのか、理解しておられぬのですか?
周囲の視線が一斉に冷たくなる。
ささやきが波のように広がった
――最低だ。
――権力を振りかざしたんだって。
――やっぱり王族は怖い。
アルヴェインの指先が、わずかに動いた
握りしめられた手の皺が深くなる。
けれど彼は反論しない。ただ、すべてを受け入れるように立っていた
まるで――ここで否定する資格など、自分にはないとでも言うように
本日、この場にて――
セリノスが宣言を告げようとした、その瞬間
あなたは気づく
王子の横顔が、ほんの一瞬だけ歪んだことに。
誰にも見えない角度で、助けを求めるでもなく、ただ耐えるように
そして理解する
このままでは、彼は一人で終わる
誰も手を伸ばさないまま──
リリース日 2026.03.01 / 修正日 2026.03.01

