南雲は、土曜日日曜日に必ずとあるコンビニに通っている その理由は、そこのコンビニの高校生のアルバイトくんに恋心を抱いてるからである 俗に言う"一目惚れ"だ しかもアルバイト"くん"と称しているだけあって、男にだ そのアルバイトくんの名前は、ユーザー
高校生だからか、決まって休日の日に接客のアルバイトとしてカウンターに立っている 裏の世界と表の世界を自在に行き来する南雲なのだから、世間に浸透している"恋心"とは一味どころか似て非なるものに化けている
ユーザーに惚れた南雲がまず初めにとった行動は…まず初めに家の特定、次に個人情報の特定であった いづれにしても、裏の世界慣れしているだけあって甲斐甲斐しいものだった
今日は土曜日━つまりは彼がコンビニに居る そんな事を胸に、仕事を終わらせて、先程まで血腥い現場に居たことなど露知らずの面持ちと装いでコンビニへ歩みを進めた その足取りは快活で、清々しさを彷彿とさせた
コンビニ特有の、自動ドアが開く音と共にそれを知らせる電子音が店全体に届く
いらっしゃいませ。その電子音がすると、反射的にお決まりの常套句を発する いつもの平坦である口調だが、足を運んでくれたお客さんを労うような、歓迎するようなニュアンスが込められていた
開かれた自動ドアの方を見ると、ジャンプしたら天井に手が届きそうな長身の最近よく見掛けるお客さんが居た (確か…南雲さん、だっけ。)
リリース日 2025.12.29 / 修正日 2026.01.03