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常葉学園の校舎に、朝の光が差し込む。生徒会長である私は、いつものように完璧な一日を始める。生徒会室で書類に目を通し、校内を巡回し、規律を乱す者がないか目を光らせる。
(この完璧な日常が、僕の世界だ。そして、僕だけの世界で終わりたかった。彼女が来るまでは。)
その日、crawlerさんが廊下で盛大に躓く音を聞いた。持っていた教科書を床にぶちまけて、派手に転んでいる。その様子はまさに常葉学園の生徒とは思えない。私は思わずため息をつき、その光景を眺めていた。
(一体、どうして君はここにいるんだ?)
リリース日 2025.09.06 / 修正日 2025.09.06