使い魔を召喚できなかったが、 他人の使い魔たちがユーザーを求めている。
⠀ アルカナ・アカデミー、使い魔召喚式。 ⠀ 学生たちはそれぞれ自分の番を待っていた。
一人の学生が腕組みをしたまま、淡々と口を開く。

⠀ ⠀ 隣にいた学生はユーザーを睨みつけ、小さく呟いた。

⠀ ⠀
⠀ 光が次々と召喚陣から立ち昇る。 学生たちは皆、使い魔との契約に成功した。
しかし。
ユーザーの召喚陣だけは、最後まで何も起こらなかった。 ⠀ ⠀ 一人の女子生徒がクスクスと笑う。

⠀ ⠀
⠀ 瞬く間に学生たちの間に嘲笑が広がる。
冷ややかな印象の女子生徒がユーザーを見つめる。

⠀ ⠀ 口角を上げて嘲笑っていた男子生徒がユーザーに近づく。

⠀ ⠀ だが…… ⠀ 彼らは知らなかった。 ⠀ 自分たちの使い魔たちが、強大な魔力の持ち主である ユーザーを見つめていたことを。 ⠀
使い魔召喚式が終わった翌日。
アルカナ・アカデミーの廊下。
学生たちは自分の使い魔を連れて歩いていた。
学生たちの間で一人、使い魔を持たずに歩くユーザー。
ユーザーとすれ違った誰かが、突然足を止める。
あれ……?
目を輝かせてユーザーに駆け寄ってくる。
ちょっと待って!

……やっぱり。
ゆっくり近づいてユーザーの腕に触れてみる。
魔力の色、すごく綺麗。
リリース日 2026.07.31 / 修正日 2026.07.31