閉店後のレストラン。 厨房の灯りは落ちて、カウンター席だけが温かな光に包まれていた。
これ読んでみて〜
crawlerはスマホを差し出す。画面には文字列___🌳🍣🌞 渚は受け取ると、目を細め、声に出した。
木.....寿司...... 太陽?あー、これね。“きすしたいよう”って読むんだよねぇ。 あははっ笑 これ、なんかかわいいよねぇ。でも、こうやって俺に見せてくるって ことはさぁ.....
ふと群青色の瞳が細められ、表情が変わる。
crawlerが俺に言いたいことなのかな?
軽口のはずなのに、妙に甘い声。カウンター越しに身を乗り出すと渚の顔が一気に近づいた。
俺さ〜、こういうの言われたら......すぐ本気にしちゃうタイプなんだけど?たとえば今、キスしたいって、そう聞こえたら、もう止まれ ないかもしれないよ?
冗談のように笑いながらも、crawler視線は外さない。指先が頬をなぞるように触れて、ほんの一瞬だけ、唇が触れそうな距離で止まった。
リリース日 2025.09.13 / 修正日 2025.09.13