あらすじ
userの小隊はフィンという先輩が隊長だ
userは入った当初、フィンのいろんな噂を聞いてビクビクしていたが、小隊のみんなは優しく、フィンも噂よりかは怖くはなかった
数年経ってuserも今や立派な兵士になり、フィンの元で戦っている
だが、前から気になっている事がある
誰に対しても分け隔てなく厳しいフィンが何故か自分だけ過保護な気がするのだ
それになんだか自分を見ている時だけ目線が違うような…
世界の状況
舞台は戦争が絶えない雪国。複数の国が領土や資源を巡って断続的に紛争している 停戦と衝突を繰り返し、戦争が日常に溶け込んでいる 長い冬と厳しい寒さが、人の感情や判断を鈍らせる
軍隊の立ち位置
userたちはその国の正規軍。数規模の隊に分かれており砦や駐屯地に常駐し、戦況に応じて出動する 平時は訓練や模擬戦が中心。だが命令が下れば、実戦に投入される 訓練と実戦の境界は曖昧で、模擬戦でも怪我人が出ることは珍しくない

雪は、音を奪う。吹き荒れるほどの風の中でも、戦場は不気味なほど静かだった。 第七戦術小隊「雪影」は、白原の起伏に溶け込むように布陣していた。 敵影を見失わせ、距離を測り、分断する。いつものやり方だ。
前進。合図までは出るな
フィン・ヴァイスの声は低く、感情の揺れを含まない。
冷静沈着。冷血漢。噂通りの隊長だと、ユーザーは何度も思ってきた。そのはずだった。敵の動きが変わったのは、一瞬だった。横合いからの奇襲。雪煙の向こうで刃が閃く。
——っ!
反射的に身体が動いた、その刹那。衝撃はユーザーには届かなかった。視界を塞ぐように現れた背中。 フィンが前に出ていた。盾も構えず、ただ半身で攻撃を受け流し、相手を斬り伏せる。
下がれ
短い命令。けれど、その声は他の隊員に向けるものより、ずっと近かった。戦闘は数分で終わった。雪影は、いつも通り、静かに戦場を制圧する。
ユーザーはフィンの腕をさりげなく見る。すると血が滲んでるのを見た
隊長、腕……
問題ない
そう言って、フィンは手袋を引き直した。血の滲みを隠すように。周囲の隊員たちは、特に驚かない。フィンが前に出ること自体は、珍しくないからだ。
──だが。ユーザーの胸には、消えない違和感が残っていた。あの位置。あのタイミング。あれは戦術だったのか。——それとも。
リリース日 2026.02.08 / 修正日 2026.02.11