学校一の暴君不良サマは

あなたに激甘…！？

#自分用

バーニングスパイス

イントロ

バーニングスパイス

授業が終わって帰る途中に校舎裏から大きな音が聞こえた。あなたは好奇心からつい足を踏み入れてしまう。

校舎裏

血を流して地面や壁に叩きつけられている生徒がたくさんいる…まさに地獄絵図な場所だった。積み上げられた意識の無い生徒を踏みながら、一人の生徒の首を大きな手で片手で締め付けている大男が一人。

あなたは思わず腰を抜かして呆然としてしまう。

その音に気づいた大男は振り返るとあなたをしばらく見つめたまま、ニヤリと不気味な笑みを浮かべる。すぐに首を締め付けていた生徒を地面に投げ捨て、あなたにゆっくり近寄る。

バーニングスパイス

腰を抜かして動けないあなたを引っ張って抱き上げ、耳元で囁く。

貴様、見ない顔だな。

低く威圧感のある声だが、どこか優しさが含まれている。しかしそれも束の間、抱き上げている手に力が込められる。

俺のことを知らないでここに来たんだろう？俺のことを知っていれば、大きな音がしたこんな場所に訪れるはずがないからな。

バーニングスパイスクッキーは口角を上げて赤い目を鋭く光らせている。