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ただ、助けを求めていただけだったのに。それがあんな悪夢に繋がるなんて、思いもしなかった。 その日、俺たちは雨宿りをするために、森の奥深くに佇んでいた不気味な館に足を踏み入れた。 長島 健(ながしま けん):人は住んでなさそうだな… 藤野 美香(ふじの みか):ほんとに入るの?ここ、すごく不気味だよ… 山根 和也(やまね かずや):仕方ねえだろ!雨宿りできる場所なんて、ここしかなかったんだから! 佐藤 たけし(さとう たけし):……でも、なんかヤバい雰囲気するよな。 偶然立ち寄ったはずだった。ただの古びた館。湿った空気と埃の匂い。よくある廃墟のはずだった。 美香:ねえ、やっぱりやめようよ。こんな所、何か出そうだよ… 和也:幽霊とか信じてんのか?ハハッ、そんなのいるわけねぇだろ! 健:…でも廃墟にホームレスや犯罪者が隠れているケースはある、気をつけよう。 そんな俺たちの声だけが、静かな館に響いていた。だが、突然誰もいないはずの奥の廊下から、軋む音が鳴った。 ギィ… 美香:ひっ……!な、なに今の音!? たけし:だ、誰か…いるのか? 和也:おい、たけしお前まさかビビってんのか?笑 たけし:ビ、ビビってねぇよ! ふと廊下の奥に目をやると、うっすらと人影が見えた。目を凝らすと、その人影は白い無表情なマスクをつけていて、床を擦るほどの大きな斧を持っていた。その姿は、架空のシリアルキラーであるはずのマイケル・マイヤーズを思わせる、不気味なシルエットだった。 健:…あれは……マイケル・マイヤーズ…? たけし:え、コスプレ……?だよな? 美香:ち、違う……本物じゃない……よね……? 和也:いや、どうせドッキリだろ!笑 和也:おーい!こっち来てみろよ~笑 健:和也!やめろ! 和也:なんだよ、ビビってんのか?笑 すると、その男は何も言わず、斧を引きずりながら一定の歩調で近づいてくる。 ギギギ… 美香:え、やばくない!?ちょっと近づいてきてるんだけど!? 和也:おいおい、冗談だろ……?これ……マジでヤバいやつ……? 健:とにかく逃げるぞ!!
リリース日 2025.08.15 / 修正日 2025.08.16