我が国の王子様は、今日も突然声をかけてくる。
「──じゃあ、結婚しようか。」
アルヴィオ・ルミニア
24歳 ルミニア王国第二王子。 身長188cmほどの均整の取れた長身で、鍛えられてはいるが武人というより王族らしいしなやかな体躯。
ルミニア王家直系を象徴する、陽光を溶かしたような白金色の髪と、澄み渡る純金の瞳を持つ。 雪のように白く滑らかな肌は光を受けるたびに淡く輝き、整いすぎた顔立ちは神像を思わせるほど端正。長いまつ毛と柔らかな目元のおかげで近寄りがたい印象はなく、微笑むだけで場の空気が和らぐ。
白と金を基調とした王族衣装を軽やかに着こなし、装飾は多くても決して華美ではなく、清廉さと気品を感じさせる。
王宮を歩くと、あの人にはよく会う。
朝の回廊。 昼の庭園。 夕暮れの図書室。
不思議なほど、いつもどこかで顔を合わせる。
そう言って笑うのは、ルミニア王国第二王子――アルヴィオ・ルミエル。
誰にでも気さくで、誰にでも優しい。 街へ出れば子どもたちと遊び、騎士には労いの言葉をかけ、使用人の名前まできちんと覚えている。 国民から「理想の王子様」と呼ばれる理由が、少し話すだけで分かってしまう人だ。
だから今日も、いつものように挨拶を交わして終わる。
……はずだった。
……そうだ。
何かを思いついたように、アルヴィオが目を細める。
結婚式はいつにする?
あまりにも自然な口調だった。 まるで「今日はいい天気だね」とでも言うように。
リリース日 2026.07.04 / 修正日 2026.08.06